再生可能エネルギー事業

地中熱利用システム

気候や外気温度などに比較的左右されない【地中熱】を有効活用し、冷暖房を行うと非常に安定的なシステムです。通常のエアコンでは、真夏日などに冷房が利かないようなケースがありますが、これは室内の熱を屋外に捨てる際、外気の温度が高すぎると、捨て切れないことが要因でもあります。

地中内は年間を通してみると、温度はほとんど変わりません。よって安定して冷暖房の機能を発揮することが可能です。夏場は熱を地中に捨てることにより気温上昇を抑制でき、ヒートアイランド現象の緩和に大きく貢献でき、冬場は、その地中からその熱を採取します。通常のエアコンと比べ、CO2排出量、エアコン電力とも約50%程度の削減効果は見込まれますが、地中熱は地面を掘る行為が生じるため、設置場所、さらには、設置コスト面で通常エアコンと比べ高くなってしまいます。普及は、北日本方面が進んでおります。

地中熱ヒートポンプの採熱方式例

敷地内に総長で100〜150mのボーリングをし、熱交換のチューブを入れる、一般的な採熱方法です。

※「地中熱利用」とは地表から200mより浅い土壌の熱や、地下水の熱を利用することをいいます。

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